アーキペラゴゼミ 豊島編

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アーキペラゴゼミ 豊島編

【募集】7月31日

2011年07月20日

今月の豊島ゼミは7月31日です。

今回、大豆プロジェクト(7月17日)で豊島にて島の方の話を聞いて
非常に参加したくなったスタッフ北川です。
実際に体験し、本当に心から感じた方からの言葉は人の心を打ちます。
そんな「学びの場」である豊島ゼミ、なるべく多くの人に知ってもらい
これからの未来につなげていけたらと思います。


 

 

以下、豊島ゼミ詳細です。

日時

2011731日(日)

 

スケジュール

1000    豊島家浦桟橋集合

10:00~12:00  「こころの資料館」見学&砂川三男ゼミ

12:15     交流会館到着(講師交代)

12:30~13:00  昼食(葉月の滴弁当)@すだじいの森(または壇山展望台)

13:00~16:00  豊島の母なる水を辿るゼミ 講師:石井とおる

壇山?すだじいの森?唐櫃清水?棚田(豊島美術館)?泉屋

16:00~17:00  振り返り会@泉屋

         (米粉パンにジャムまたはパテ、飲み物はオプション)

1710 解散(家浦桟橋または甲生港桟橋)

 

費用

3500

内訳:2000円 豊島住民会議バス・資料・施設見学・ガイド料

1000円 食事代(お弁当、振り返り会の軽食)

500円 母なる水を辿るゼミ授業料

 

服装

 動きやすい恰好、スニーカー、帽子

 

持参品

  お茶、敷物(お弁当を食べる時に使う)、筆記用具、雨合羽

 

講師

 砂川三男

 石井とおる

料理

 細川学

監修

 真部秀孝

サポート

 堀尾春代

コネクター

 栗生みどり

 


【報告】6月26日|豊島ゼミ参加者の感想から

2011年07月18日

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「豊島」を知る事で
豊島の不法投棄の問題から
私たちの生活、これからの社会、生き方など様々な事を考えさせられる豊島ゼミ。


今回は前回、参加して下さった方の感想を一部ご紹介させていただきます。
また参加して下さった皆様、ありがとうございます。
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高松に住んで初めて豊島という島がある事を知って、
豊島問題についてはほとんど何も知らない状態で豊島に来ました。
砂川さん・石井さんのお話を聞いて自分の想像以上の大きな問題を知って驚きました。
この事について、もっと多くの人に知ってもらいたいと思いました。
自分自身の生活についても考える機会をいただいて、
本当に貴重な経験になりました。
また豊島に来たいです。
もっとモノを大事にしてゴミを減らす努力をします。
ひとりひとりの誠意が大事だと改めて感じました。
まずは自分が変わる事から始めていきます。
今日は1日ありがとうございました。

高松市在住 マリさん

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色々な場所を見て、
お話を聞いて本当に何回も胸が一杯というか、涙が出そうにもなりました。

約30年もの間、闘い続けてきた島の人たちのすごさに感動しました。

ゴミの問題についても、
今まで自分がいかに無関心だったかということに
まず気づくことができ、
これからはもっと違う意識で自分も毎日出すゴミについて考えてみようと思いました。

それから、豊島の自然の豊かさにもすごく驚きました。
色々な所をまわれたのも良かったです。
私も山で生まれ育ったのですが、街で暮らすようになると
便利さばかりを優先させる生活を送っているなぁと思い.....。
自然のすばらしさとか、大切さをもっとたくさんの人に知ってもらわなくては
本当にこれからの日本はだめになってしまうという事が今日わかりました。

まずはすぐに自分ができること、
"ゴミを減らすこと"をしていきます。

聖司さん、沙織さん



【報告】6月26日

2011年07月13日

6月26日(日)に実施されたツーリズムには県外の方も
含め19名の方々が参加されました。雨が続く毎日でしたが
この日はお陰さまでお天気もなんとか持ち、小雨もご愛嬌で
シダジイの森が雨のしずくで輝いていました。

さて、最初は不法投棄現場へ


未だ地下10メールにある廃棄物
近くまで行くと、風にのって悪臭がし、50万トンとも60万トンとも
言われる廃棄物が不法投棄された現場を見ると、人間がしたことなのかと
本当に驚かされます。
石井さんによる私達に質問などをし、考えさせる内容は
興味深く、特にダイオキシンの話しは勉強になりました。


県の処理施設でビデオと今後の作業を聴く
そのビルから見える光景
左奥に「心の資料館」が見えます。
曇ってますが、海はきれいです。


35年前、事件が起こった。
砂川さんによる豊島住民が勝利を勝ち取るまでの
行政との長い年月の話しには、胸を打ちます。
砂川さんのお言葉、
「学ぶ島、勉強する島であり一人でも多くの方に知ってほしい」

休憩して、いざ339mの壇山へ



壇山から見る瀬戸内海は格別です。瀬戸内海はこんなに
美しかったのかと・・・しばし見とれてしまいます。
豊島はかつてミルクの島と呼ばれていました。
目の前に見える島には約450頭の牛がいましたが
酪農も無くなり、限界集落となってしまいました。


運転の途中、砂川さんが「僕はここから見る眺めの方が好きなんや」と
車を停め、・・・
皆、砂川さんの言葉を胸に静かに瀬戸の島々を
じーっと見つめていました。


 
 
 
今日は一日お疲れ様でした?!
砂川さんご説明ありがとうございました。
 島の人達の長い年月の努力が、これからの自分達の身近な生活に
変化となって現れれば・・・そして一人ひとりが行動に移すのが大事だと。
 「学びの島 豊島」で皆それぞれの想いを胸に後にしました。
(text&fhoto byはるちゃん)
 

【募集】アーキペラゴゼミ|香川遺産「豊島編」

2011年06月17日

月に1回ほどのペースで行われているアーキペラゴゼミ「豊島編」。
今月は26日(日)です。

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講師は豊島の産廃問題で先頭を切って立ち向かっていた豊島の方々や、
自給自足が可能といわれたほど食に恵まれた豊島の食材を使った料理人の方々。
ただただ、きれいな風景を巡るだけではない
何か心が熱くなる想いにふれる旅です。

以下、ゼミの内容です。
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2011.6.26(日)
10:00豊島(家浦港)高速艇乗降場 集合
豊島ゼミ1 スタート
11:00砂川さんナビゲートによる豊島事件現場視察
13:00移動
13:30泉谷着
豊島ゼミ2 スタート
豊島の石井さんを囲んでの座談会
水無月の精進弁当(「御意」謹製昼食)
15:00泉谷出発
豊島ゼミ3 スタート
豊島の水を巡る旅 
豊島の水源である壇山の頂上へ  
檀山の水が常に流れ込む「唐櫃の清水」
瀬戸内芸術祭の水をテーマにした作品
17:10家浦港着
ゼミ終了 解散



※香川遺産内容に関しての詳細
http://www.archipelago.or.jp/store/user_data/teshima_seminar01.php
をご覧ください。

参加費|4000--7000円(昼食付き)フェリー代は各自でお願いします。

※雨天決行


■お申込方法■

 ------------------------------------------------------------ 
・参加者名 
・電話番号(当日連絡が取れる携帯番号など) 
------------------------------------------------------------ 
を明記の上
◎NPO法人アーキペラゴ 087-811-7707  info@archipelago.or.jp 
◎ルビー商会 087-897-2600 ruby@madeinkagawa.net 
のいずれかまでご連絡ください。

アーキペラゴツーリズム:香川遺産「豊島篇」

2011年02月14日

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同じ香川に住む人たちに、是非とも知っておいてほしい現代史 「豊島事件と住民運動」
豊島の人たちが、命をかけて守ろうとしたものは何なのかを知るための旅。 
だったら、自分が守りたい大切なものは何なのかを考える旅。 
 きっと、何か熱くなるものを、心に持って帰ってもらえる旅を、気合を入れて企画してみました。 是非ご一緒に。 

2011.2.27(日)
09:15 
高松港県営第一桟橋(豊島行き高速艇乗り場)集合
09:30〜10:20 
高松港発 豊島家浦港着(高速艇) 
10:30〜12:30 
豊島ゼミ1:砂川さんナビゲートによる豊島事件現場視察 
13:00〜15:00 
豊島ゼミ2:石井さんによる事件総括と未来についての昼食座談会            ライブまたは茶会 
15;00〜17:00 
豊島ゼミ3:母なる水を辿るツアー 
17:20〜17:55 
家浦港発 高松港着  解散
 

◆豊島ゼミ1 
産業廃棄物不法投棄現場視察 2007年秋、豊島に初上陸した私達を出迎えてくれたのは、今年83歳になる長老 砂川三男氏であった。 何万年もの昔から人が生活を営むことのできた島、穏やかな気候と万物の宿る檀山の水を湛える土壌に恵まれた「何でも育つ」豊かな島、は豊島の人々の誇りだった。 
その島のなかでも最も美しい海岸が、一人のならず者がある日島に持ち込み始めたゴミによって瞬く間に60万トンもの異臭を放つゴミの山となり、シュレッダーダストを燃やす黒い煙は香川県庁の窓からも瀬戸内海の向こうにはっきりと見えるほどの惨状であったという。 
豊島住民はゴミが持ち込まれた直後より反対運動を開始した。戦いの相手は、結局、ならず者の暴挙を認めて偽りの「安全白書」まで出しながら逃げきろうとした県に移るが、立ちはだかる行政の厚い壁を乗り越えることは誰の目にも不可能に見えた。しかし島民たちの全身全霊での長年にわたる無私の戦いは、反骨の弁護士中坊氏をはじめとした日本国内外の注目と協力者を集め、歴史的にも稀有な奇跡的な勝利を治めた。
このツアーでは、住民運動を率いたリーダーの一人である砂川三男氏による、豊島の戦いの歴史を聞いていただきます。 静かな静かな長老の語りは、自然に私達を共感させ、魂をゆさぶらせ、やがて「同じ県の人たちがこんなに長い間こんなに苦しんで戦っていたこと」を知る自分と向き合わせ、「これからどう生きるべきか」という問いに繋がるかもしれません。 

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◆豊島ゼミ2 
石井さんを囲む昼食座談会 砂川三男ほか長老勝手連が、豊島の声を県政に届ける切り札として選んだ男=石井とおるを囲む座談会。 豊島の長い戦いの終わりは、元どおりの豊島になることでは最早ない。失われた気の遠くなる歳月を考えるなら、この島が世界で最も幸せな島になった時が本当の戦いの終わりといえるのではないか。 今、豊島と出会うことになった我々に、何ができるかと少しでも考えることができたら、豊島の未来の立体地図を島の人と一緒に描いてみることを視野にいれてほしい。 
31歳、米国で学んできた農学でこれから自分の人生を実らせるはずだった年月を、すべて住民運動のためにささげた男による事件の総括と、近未来の豊島への思いを聞きながら、豊島中華とその後のお茶を味わってください。280年間豊島を見つめてきた泉屋の佇まいとともに。

◆豊島中華 
「100本の大根を買い取ったら、100種類の大根料理を作れるのが料理人の矜持」と語る男=細川学。 
少量多品種で安全な農作物を作っている農家さんとそれを食べたい人々とを繋ぐため「百姓一揆」というお店を作る男=細川学。 
自分が幸せになりすぎた「ぶに」をみんなが少しずつお裾分けすることから始めたいと「人類温暖化計画」という具体的な活動で実践している男=細川学。 
障がいのある人が地域で普通に暮らせる社会を作りたいと、自分スタイルのノーマライゼーションを「御意のトマト鍋」の通販という形で実践している男=細川学。 
「真のお接待の気持ち」を模索するため、瀬戸内国際芸術委祭期間中、毎朝5時に起きて、高松港から船に乗る人々のためにおにぎりを握り続けた男=細川学。 
彼の作る豊島中華が本日の昼食です。 豊島の食材を使った、「豊島らしい、でも、そのままでもない」炎の創作料理をご堪能ください。 


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◆豊島ゼミ3 
母なる水を辿るツアー 豊島の水」を辿るツアーにご案内します。 茶室に隣接する井戸の水量の豊かさに因んで命名された「泉屋」を起点に、豊島の水源である檀山の頂上に登ります。
初めてみる角度からの瀬戸内海を臨んだ後、檀山の水が常に流れ込む「唐櫃の清水」を尋ねます。そこでは、鉄の彫刻家、青木野枝さんの「空の粒子」が貯水タンクの上であなたを迎えてくれます。 彫刻に耳をあててすまして、微かに水が流れる音が響くのを確認した後は、瀬戸内海が広角で一望できる棚田に下りて、「雫」の形をした美術館に腰掛けて目を閉じてみてください。 


◆参加申し込み 
◎NPO法人アーキペラゴ 087-811-7707  info@archipelago.or.jp 
◎ルビー商会 087-897-2600 ruby@madeinkagawa.net 

 ◆締め切り/2月25日(土)正午