アーキペラゴゼミ 豊島編

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アーキペラゴゼミ 豊島編

【報告】11/7(木)豊島ゼミ・11/14(木)KSBスーパーJチャンネル特集放送のお知らせ

2013年11月12日

新生・豊島ゼミが11月7日に行われました。
その様子が、今週の木曜日14日、「KSBスーパーJチャンネル」という夕方のニュース番組の特集で放送されます。時間はおよそ18時半ごろから10分間。

半年ぶりとなる新生・豊島ゼミを、KSB瀬戸内海放送が取材。
家浦港で高松からの高速艇を待つ砂川さんにカメラが向けられ、不法投棄現場での語りから参加者の感想まで、カメラは丁寧に豊島ゼミの様子を追いかけてくれました。
ぜひ、14日(木)18時半ごろからの「KSBスーパーJチャンネル」をご覧ください。
新聞のテレビ欄にも載るようです、ぜひチェックを!

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以下は、今回、コーディネーターをやらせていただいた山下ナミの報告です。

11月7日は朝から雨がぱらついてお天気が心配でしたが、曇り空の下、岡山や高松、地元・豊島からの参加者が家浦港の桟橋に集合。
豊島ゼミの講師、砂川三男さんが送迎のワゴン車を用意して、参加者を待っていてくれました。

砂川さんは、住民運動を率いた長老の一人。「世論の後押しがあったから、今がある。みなさんに世話になったからな」と、新生・豊島ゼミでも講師を引き受けてくれました。

不法投棄現場に建つ「豊島のこころ資料館(豊島住民資料館)」が、講義の1番目の場所です。
どんなゴミが持ちこまれ、積み上げられていったか、「はぎとり」とよばれる廃棄物が層になった壁を前に、砂川さんが静かに語り始めました。
「感じたことを、してきたことを、あからさまにはなしていきます」。

昨年秋、私は初めて砂川さんの話を聞きました。言葉にならないものを持ち帰り、これはなに?と、3回続けて豊島ゼミに参加。以後、たびたび砂川さんに時間をもらい、豊島事件に住民がどのように立ち向かっていったかを個人的に聞いてきました。
何度聞いても、砂川さんの語りには当時の情景を知らない私にもその様子が目の前に浮かぶかのようで、どんな気持ちでいたのだろうと、ここで語られることはない奥底に流れる道筋を思わずにはいられません。

12月も豊島ゼミを開講する予定で、日程を調整しています。
決まり次第、このブログでお知らせします。

最後に、初めて参加した方々の感想を紹介させていただきます。
「断固として守ろうとした島の人たちに感銘をうけました。豊島を世界のモデルにしたいですね」
「アーキペラゴ主催の砂川さんの話を待っていました」
「豊島の人がなぜあそこまで深くかかわったのか、歴史を知りたくて参加しました」
「知らないことは恥ずかしいと思いました」
「いままで聞くきっかけがなかったけれど、今日、初めて情報を手に入れました。これから、情報を人ごとにしないでみんなに浸透する仕組みを考えてみたいです」
「ごみがなくなったら終わりではなく、事実は残るので、これまでの歩みを活かすことを考えていきたいです」

                                     (コーディネーター:山下ナミ)

以下弊法人、三井理事長の言葉です。
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天候に恵まれてと、思っておりましたら、交流館の食事と振り返りの際に外は激しい雨が。
久しぶりに訪れた現地は、雨水が目一杯に溜まり、新たに出て来た中味の入ったドラム缶等、改めてこれからの作業のご苦労を思うばかりでした。

故児島さんの写真を額装して持って行っておりましたので、砂川さんのお話を伺いながら、弟分であった児島さんの事を思い出していました。
砂川さんのご健康と活躍をこれからも期待するばかりです。
三井
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11/7(木) 豊島ゼミのお知らせ

2013年10月16日

【募集】11月7日(木)豊島ゼミ


新生・豊島ゼミのご案内です。


 今年4月より、諸事情(コーディネーターの家族の事情や、講師の砂川さんのご体調等)によりまして、半年お休みをいただいておりました豊島ゼミを、新生・豊島ゼミとして再び実施いたします。
新生・豊島ゼミを担当してくれるーディネーターは山下ナミさん。昨年秋に実施された豊島ゼミにご家族で参加され、講師である砂川三男さんのお話に大きな感銘を受け、次からは単身で3回連続で参加され、以後、関係者の誰よりも砂川さんの人となりを理解し研究し、これまで寄り添ってくださった方です。

 砂川さんは、今年85歳になるご高齢のため、この夏には体調を一時崩された上、ご家族のフォローにも忙殺されていて、「そろそろワシは枕に頭がくっつくかもしれんから、ゼミを卒業させてもらえるだろうか」と、漏らされたこともありました。
 しかし、一度聞いただけで、豊島の人達の想いが一気に押し寄せてくるような、静かで強いそして優しい砂川さん独特の語り口からほとばしる住民運動の話は、たとえ砂川さんが寝込んでおられる枕元に行ってでも、聞くべき内容であり、引き続き一人でも多くの、とりわけ香川県民に、ぜひとも聞いておいていただきたいので、申し訳ないけどまたやっていただきたい、という我々の願いを砂川さんが聞き入れてくださり、現場でのコーディネーターを引き受けてくださる山下さんの決意もあり、このたび再開できることになりました。

 本来なら、のんびりと、縁側で爪を切ったり将棋を指したりして暮らすことが許される年齢であるその場所の「年寄達」が、最後の力を振り絞ってでも、未来のその場所で暮らす人達のために、前のめりで倒れそうになりながらも、言葉と思いを残すために人生を捧げつくす事例は、日本全国探しても、ありそうでなかなか出会えないのではないでしょうか。
 豊島産業廃棄物不法投棄事件がもたらしたことについて、綺麗に整理された行政のデータや、口伝えではなく、その時、その時を戦った当事者の話を直接聞くことに、まだいまなら間に合うということを、もう一度、覚えていただいて、是非、再開第一回目のゼミへのご参加を御検討いただけたらと願います。

多数の方のお心寄せ、ご参加をお待ち申し上げております。
(text by 栗生)
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実施日:2013年11月7日(木)

集合場所:9時45分 豊島 家浦港 桟橋付近
(高松からは9時2分発の高速艇が便利です。宇野からの直近の便は9時15分着になりますので、交流会館などで少しお待ち合わせいただくことになります。)
こちらの表をご参考になさってください。

参加費:2000円すべて住民会議への支払(資料代・バス代・ガイド料として)

スケジュール:
9時45分 砂川さんと家浦港桟橋で会う  現場へ出発(車)
12時半  ゼミ終了
     交流会館へ戻り、解散

その後、ランチをしながら砂川さんを囲んで振り返りの会。
※参加不参加は任意です。
ランチ会に参加希望の方は申込時にその旨をお伝えください。
ランチ費用は、会場にするお店(現在検討中)にもよりますが、1000円前後とお考えください。
高松行乗船までのお時間は思い思いにお過ごしください。
家浦港 17時20分発
高松港 17時55分着

*なお当初の黒豆おにぎりは、なくなりましたのでご了承ください。(2013/10/18変更)

※ 高松-豊島のアクセスはこちらをご参考にどうぞ。
※ 豊島に前泊されたい方は民泊がおすすめです。


■お申込方法■
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・参加者名
・電話番号(当日連絡が取れる携帯番号など)
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を明記の上
11月 5日(火)までに
◎NPO法人アーキペラゴ 
TEL:087-811-7707  
Mail:info@archipelago.or.jp 
もしくはお申し込みフォームより
ご連絡ください。


【募集】3月30日(土)豊島ゼミ

2013年03月04日

今年最初の豊島ゼミのご案内です。

4回ほど前の石井さんのお話から。

現在、日本中で実は、20万か所にものぼる場所に産業廃棄物が大規模に埋められていて、その多くは何を捨てているのか調査されていないそうです。

理由は、調査して、とんでもないものが含まれていることがわかれば、誰か(自治体等)が責任を負わなくてはならなくなり、その調査費用や撤去費用に多額なお金がかかり、下手したら、自治体自体が経営破たんに追い込まれることもありうる規模だからだそうです。「あなたのご近所の野や山のある土地が突然造成されて、その後、何も建てられる気配がない、といった場合は、多分に何かが埋められている(一見合法的に)可能性が高いですよ」とのこと。香川の本土側も全く例外ではないらしいのです。

一方、不法投棄事件を経て解決に向かっている豊島のケースはとても稀なケースになってきているようです。
廃棄物の不法投棄の発見・反対運動・兵庫県警による摘発、捨てられているものの大掛かりな調査、責任の所在の追求、ゴミの撤去費用についての取り決めect..、長い年月や多大なる労力、そして多額の費用をかけて、処理をした結果、この10年間で周辺海域の海水や、土壌が綺麗になり、皮肉なことに、豊島が今、もしかしたら日本でもっとも安全で綺麗な場所になっているかもしれない。ということです。


私事で恐縮ですが、2007年に豊島に出会って翌年2008年からは豊島にほぼ毎週のように通っていたのですが、この10月から、ある事情で豊島ゼミのコーディネーター以外は2か月近く「豊島」を休んでおりました。、休んだことにより事情は改善されつつあるのですが、なんと最近、風邪をひいてしまいました。思い返せばこの5年間、風邪で寝込んだことなどなかったことを思い出したのです。ほかのいろいろなファクターも考えられますが、豊島を休んで2か月めということと風邪を引いたタイミングが合っていることから、この5年間、豊島の空気・水・野菜を定期的に体に入れていたことが、健康維持に繋がっていたのではないかなと、考えております。だって、それ以前は、毎年冬になると年中行事のように風邪をひいており、4月初頭までしつこい咳がとまらないという人生を送っておりましたもの。

豊島の自然の権化のような砂川さんも、とてもお元気でで、今月もゼミのご案内ができることを感謝いたします。


今月のゼミ詳細:


実施日:2013年3月30日(土)


集合場所:10時 豊島家浦港桟橋付近(高松からは9時7分発の高速艇が便利です。宇野からの直近の便は9時15分着になりますので、交流会館などで少しお待ち合わせいただくことになります。)
こちらの表をご参考になさってください。

参加費:3500円(内訳:2000円は住民会議へ資料代・バス代・ガイド料として、500円は午後からの授業料として、1000円は昼食代として)

スケジュール:
10時 砂川さんと桟橋で会う  現場へ出発(車)
12時すぎ 砂川さんの話終了
12時半~13時半 炎の料理人細川学による島の食材を使った島弁当&振り返り会@片山邸(泉屋)
14時~17時 石井ゼミ(檀山の頂上から縄文海進の頃までさかのぼり豊島をひも解き、水をテーマにレクチャーをしながら島中を回ります)
17時 家浦港解散


※ 高松豊島のアクセスはこちらをご参考にどうぞ。
※ 豊島に前泊されたい方は民泊がおすすめです。

(text by 栗生)

■お申込方法■
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・参加者名
・電話番号(当日連絡が取れる携帯番号など)
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を明記の上
3月 27日(水)までに
◎NPO法人アーキペラゴ 
T :087-811-7707  
M:info@archipelago.or.jp 
当日連絡先: 090-4336-3104(栗生)
もしくはお申し込みフォームより
ご連絡ください。


【お知らせ】1月2月アーキペラゴゼミのお知らせ

2013年01月15日

豊島ゼミ1月、2月はお休みします。
理由は、心の資料館がとても寒いため。
お話をしてくださる砂川さんの体調なども考慮に含めお休みさせて頂きます。
次回開催予定は3月24日(日)となります。
3月の日程が決まり次第追って連絡いたします。


【募集】12月23日(日)豊島ゼミ

2012年12月04日

あっという間に2012年も最後の月となりました。
今年最後の豊島ゼミのご案内です。

3回ほど前の石井さんのお話から。

現在、日本中で実は、20万か所にものぼる場所に産業廃棄物が大規模に埋められていて、その多くは何を捨てているのか調査されていないそうです。

理由は、調査して、とんでもないものが含まれていることがわかれば、誰か(自治体等)が責任を負わなくてはならなくなり、その調査費用や撤去費用に多額なお金がかかり、下手したら、自治体自体が経営破たんに追い込まれることもありうる規模だからだそうです。「あなたのご近所の野や山のある土地が突然造成されて、その後、何も建てられる気配がない、といった場合は、多分に何かが埋められている(一見合法的に)可能性が高いですよ」とのこと。香川の本土側も全く例外ではないらしいのです。

一方、不法投棄事件を経て解決に向かっている豊島のケースはとても稀なケースになってきているようです。
廃棄物の不法投棄の発見・反対運動・兵庫県警による摘発、捨てられているものの大掛かりな調査、責任の所在の追求、ゴミの撤去費用についての取り決めect..、長い年月や多大なる労力、そして多額の費用をかけて、処理をした結果、この10年間で周辺海域の海水や、土壌が綺麗になり、皮肉なことに、豊島が今、もしかしたら日本でもっとも安全で綺麗な場所になっているかもしれない。ということです。

12月も午後からは石井さんのゼミもありますので、この話を詳しく聞いてみてください。

私事で恐縮ですが、2007年に豊島に出会って翌年2008年からは豊島にほぼ毎週のように通っていたのですが、この10月から、ある事情で豊島ゼミのコーディネーター以外は2か月近く「豊島」を休んでおりました。、休んだことにより事情は改善されつつあるのですが、なんと最近、風邪をひいてしまいました。思い返せばこの5年間、風邪で寝込んだことなどなかったことを思い出したのです。ほかのいろいろなファクターも考えられますが、豊島を休んで2か月めということと風邪を引いたタイミングが合っていることから、この5年間、豊島の空気・水・野菜を定期的に体に入れていたことが、健康維持に繋がっていたのではないかなと、考えております。だって、それ以前は、毎年冬になると年中行事のように風邪をひいており、4月初頭までしつこい咳がとまらないという人生を送っておりましたもの。

豊島の自然の権化のような砂川さんも、とてもお元気でで、今月もゼミのご案内ができることを感謝いたします。



今月のゼミ詳細:


実施日:2012年12月23日(日)

集合場所:10時20分 豊島家浦港桟橋付近(高松からは9時30分発の高速艇が便利です。宇野からの直近の便は9時15分着になりますので、交流会館などで少しお待ち合わせいただくことになります。)
こちらの表をご参考になさってください。

参加費:3500円(内訳:2000円は住民会議へ資料代・バス代・ガイド料として、500円は午後からの授業料として、1000円は昼食代として)

スケジュール:
10時20分 高松からご参加の方/ゼミ担当栗生さん、料理人細川さんと片山邸入り
11時50分 宇野からご参加の方/砂川さんと共に片山邸入り
12時すぎ〜13時半 炎の料理人細川学による島の食材を使った昼ごはん&振り返り会@片山邸(泉屋)
13時~15時 砂川ゼミ (現場視察)
15時〜17時 石井ゼミ(檀山の頂上から縄文海進の頃までさかのぼり豊島をひも解き、水をテーマにレクチャーをしながら島中を回ります)
17時10分  家浦港解散


※ 高松豊島のアクセスはこちらをご参考にどうぞ。
※ 豊島に前泊されたい方は民泊がおすすめです。

(text by 栗生)

■お申込方法■
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・参加者名
・電話番号(当日連絡が取れる携帯番号など)
------------------------------------------------------------
を明記の上
12月 20日(木)までに
◎NPO法人アーキペラゴ 
T :087-811-7707  
M:info@archipelago.or.jp 
当日連絡先: 090-4336-3104(栗生)
もしくはお申し込みフォームより
ご連絡ください。