1月、ことし初めて豊島へ行きました。
雪の予報を聞きながら、朝早い高速艇に乗りました。
団体の視察があり、石井亨さんと砂川三男さんがダブル講師で話す
初めての貴重な場に、私も同席させていただきました。
豊島ゼミ番外編です。
上記写真は、県の中間保管・梱包施設から見た産業廃棄物の処理現場です。
石井さんが「黒い土は何だと思いますか?」と参加者に問いかけます。
土のように見えますが、自動車の破砕くずです。
不法投棄された産業廃棄物が、山の稜線にみえるコンクリート線まで高く積まれ、
足元から悪臭の湯気がのぼっていたといいます。
今は、宅地造成地のようにきれいに区画されていて、
ここが豊島事件の場だったと想像するのは難しくなっています。
豊島に住む人たちが行政の厚い壁と長く闘ってきた豊島事件。
住民を率いた長老の一人、砂川さんが語り始めると、
20数名の参加者がぐっと身を乗り出しました。
参加者から砂川さんへいくつも質問がありました。
・不法投棄を止められたのにと思ったことはありますか?
・あきらめずにこれたのはどうしてだと思いますか?
・県と和解した時の気持ちはどうでしたか?
・これから跡地はどうなるんですか?
・アートでよみがえった今の心境はどうですか?
どの質問にも、砂川さんは静かに誠意をこめて答えてくださいました。
ふるさとの未来を思う、終わりのない務め。
豊島ゼミは不定期ながら当事者から聞いて学ぶ場を持ち続けます。
3/13(日)、講師に石井亨さんを迎えて豊島ゼミを開講します。
(Text:豊島ゼミコーディネーター 山下ナミ)
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次回の豊島ゼミ
実施日 :2016年3月13日(日)
参加費 : 2,000円 (全て住民会議経費:資料代、バス代、ガイド料)
時 間 : 集合 10:00 豊島交流センター
解散 12:30 同上
※ 高松からの場合、高松港発9:07の高速艇が便利です。
宇野港からの直近の便は9:05着になりますので、
家浦港の豊島交流センター等でお待ちください。
※ 高松への帰路は家浦港15:10発→高松港16:00着。17:20→17:55も。
※ 豊島へのアクセス詳細はこちらをご参考にどうぞ。
※ 豊島に前泊されたい方は民泊がおすすめです。
■お申込方法■
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・参加者名
・電話番号(当日連絡が取れる携帯番号など)
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を明記の上
3月 10日(木)までに
◎NPO法人アーキペラゴ
TEL:087-813-1001
Mail:info@archipelago.or.jp
もしくはお申し込みフォームよりご連絡ください。
豊島ゼミの概要
http://www.archipelago.or.jp/outline/teshima-seminar.html