瀬戸内国際芸術祭の夏会期が始まる前、
豊島ゼミは平日に開催します。
島の静かな平日に、ここで起こった出来事を知り、
それはどんな影響があり、何が問題で
私の暮らしにどのように関係しているのか、
感じてみたいと思います。
上記写真は、豊島事件の現場です。
有害産業廃棄物の不法投棄、その量は当初50万トンと言われていたのが、
処理が進み、土壌分析から総量92万トンまで膨らみました。
処理の方法は、世界に類のない完全無害化処理です。
この方法を選択して、実行するまでの検討には比較事例がありません。
エコの風潮の中で、エネルギーコストをかけて無害化することは
どういうことでしょうか、考えてみたいと思います。
なぜ事件は起こったのか。
住民運動組織「廃棄物対策豊島住民会議」のリーダーのひとり、石井亨さんが豊島ゼミで語ります。
産廃のはぎ取り壁面が保存されている「こころの資料館」で
当時の話を聞くと、新聞やテレビで聞いたことが
この豊島で起こった事実だとイメージできます。
もう想像するしかないのです。
目の前の産廃処理は、完了予定が迫っています。
宅地造成地のように見えるところが、18mものゴミの山だった事実。
当事者から聞く話は、圧倒的な再現性があります。
有害産業廃棄物が豊島にもちこまれた日本最大規模の不法投棄、豊島事件。
豊島の人が命をかけて守ろうとしたものは何なのか、
世界に類のない完全無害化処理、膨大なエネルギーコストを
かけて処理をするとはどういうことか、豊島再生の背景にせまります。
今回は午後に、語りの場を持ちたいと思います。
午前中の視察でたぶん頭の中はいっぱいいっぱいになるでしょう。
感想をまとめる必要はなく、感じたままに
言葉にならない思いを口にできたらと思います。
(Text:豊島ゼミコーディネーター 山下ナミ)
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次回の豊島ゼミ
実施日 :2016年6月9日(木)
参加費 : 2,000円 (全て住民会議経費:資料代、バス代、ガイド料)
時 間 : 集合 9:45 豊島交流センター
解散 12:30 同上
午後はオプション。
ランチ(実費)とゆっくり語る編(資料代1000円)
※ 高松からの場合、高松港発9:02の高速艇が便利です。
宇野港からの直近の便は9:05着になりますので、
家浦港の豊島交流センター等でお待ちください。
※ 高松への帰路は家浦港17:20発→高松港17:55着。
※ 豊島へのアクセス詳細はこちらをご参考にどうぞ。
※ 豊島に前泊するなら民泊、宿泊施設があります。
■お申込方法■
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・参加者名
・電話番号(当日連絡が取れる携帯番号など)
・午後オプションの参加有無
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を明記の上
6月 6日(月)までに
◎NPO法人アーキペラゴ
TEL:087-813-1001
Mail:info@archipelago.or.jp
もしくはお申し込みフォームよりご連絡ください。
豊島ゼミの概要
http://www.archipelago.or.jp/outline/teshima-seminar.html