2016年の豊島ゼミ、内容と日程調整を講師の石井亨さんと行っています。
前期と後期のシリーズ展開、時に豊島に1泊するワークショップを含め、
講師の知識を全方向から引き出して、受講者が自分の意見を持ち、
未来について提言できるような学びの場にしたいと考えています。
私は豊島ゼミで聞くたびに、もっと聞きたいことがでてきます。
前講師の砂川三男さんには今も時間をとってもらい、聞き書きを続けています。
石井さんの視点は、水俣をはじめとする公害、各地の産廃現場へ足を運び、
取材を重ねた上で世界の動向から足元へフォーカスしていきます。
それはどういう意味を持つのか、事象の俯瞰と本質をとらえた解説に、
書物からは得られない生きた講義をおもしろく感じています。
豊島ゼミ、2016年前期後記の内容を絞っていく中で
「きょうどう」という言葉がでてきます。
共同ですか? 協働ですか?と、石井さんに確認すると、
わずかの間で「どっちでもいいです」と返事がありました。
共同体が成し得た豊島事件から、私は何を学んでいるのか考えています。
1月は豊島ゼミを休み(2月も?)春からのスタートにむけて内容を練ります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
Text:豊島ゼミコーディネーター 山下ナミ