豊島ゼミは、個人で参加申込できます。
家浦港から産業廃棄物不法投棄事件の現場まで、車で移動するのですが、
この車を、廃棄物対策豊島住民会議が地現場見学のため所有しています。
実はこれ、かなり条件のいい現場見学ツアーなのです。
ちょっと前のことですが、3年目の東北を見てこようと語り部ツアーを調べた時、
当事者によるガイドはあるものの、団体で申し込むのが基本で
バスは自前で手配、そこにガイド役の方が乗り込むというものでした。
豊島ゼミの場合、申し込んで身一つで行くだけ。
移動手段を手配せずに参加できるのは、恵まれていると初めて気が付きました。
そもそも、環境の学びの島へ豊島事件を語り継ごうと、
現場見学を受け入れる「廃棄物対策豊島住民会議」(以下、住民会議)が
継続していることは貴重です。
しかも豊島ゼミで講師を務めてくださる砂川三男さん(86)は
住民会議の元議長です。
豊島事件がどうしておこったのか、
豊島の人々はどんな行動を起こしたか、
その時香川県は、県民は…。
住民運動を率いてきた長老が、静かに語ります。
その目は完全撤去の豊島へと、現状を鋭く見つめています。
砂川さんの話が聞ける機会を大事にして、毎月の開催を見直します。
8月の豊島ゼミからブログの更新が滞っていましたが、
次回開催が決まるまでブログでつないでいきます。またお訪ねください。
*トップ写真は、現場へつく直前に見える豊島の風景です。
(Text:豊島ゼミコーディネーター 山下ナミ)