新生・豊島ゼミが11月7日に行われました。
その様子が、今週の木曜日14日、「KSBスーパーJチャンネル」という夕方のニュース番組の特集で放送されます。時間はおよそ18時半ごろから10分間。
半年ぶりとなる新生・豊島ゼミを、KSB瀬戸内海放送が取材。
家浦港で高松からの高速艇を待つ砂川さんにカメラが向けられ、不法投棄現場での語りから参加者の感想まで、カメラは丁寧に豊島ゼミの様子を追いかけてくれました。
ぜひ、14日(木)18時半ごろからの「KSBスーパーJチャンネル」をご覧ください。
新聞のテレビ欄にも載るようです、ぜひチェックを!
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以下は、今回、コーディネーターをやらせていただいた山下ナミの報告です。
11月7日は朝から雨がぱらついてお天気が心配でしたが、曇り空の下、岡山や高松、地元・豊島からの参加者が家浦港の桟橋に集合。
豊島ゼミの講師、砂川三男さんが送迎のワゴン車を用意して、参加者を待っていてくれました。
砂川さんは、住民運動を率いた長老の一人。「世論の後押しがあったから、今がある。みなさんに世話になったからな」と、新生・豊島ゼミでも講師を引き受けてくれました。
不法投棄現場に建つ「豊島のこころ資料館(豊島住民資料館)」が、講義の1番目の場所です。
どんなゴミが持ちこまれ、積み上げられていったか、「はぎとり」とよばれる廃棄物が層になった壁を前に、砂川さんが静かに語り始めました。
「感じたことを、してきたことを、あからさまにはなしていきます」。
昨年秋、私は初めて砂川さんの話を聞きました。言葉にならないものを持ち帰り、これはなに?と、3回続けて豊島ゼミに参加。以後、たびたび砂川さんに時間をもらい、豊島事件に住民がどのように立ち向かっていったかを個人的に聞いてきました。
何度聞いても、砂川さんの語りには当時の情景を知らない私にもその様子が目の前に浮かぶかのようで、どんな気持ちでいたのだろうと、ここで語られることはない奥底に流れる道筋を思わずにはいられません。
12月も豊島ゼミを開講する予定で、日程を調整しています。
決まり次第、このブログでお知らせします。
最後に、初めて参加した方々の感想を紹介させていただきます。
「断固として守ろうとした島の人たちに感銘をうけました。豊島を世界のモデルにしたいですね」
「アーキペラゴ主催の砂川さんの話を待っていました」
「豊島の人がなぜあそこまで深くかかわったのか、歴史を知りたくて参加しました」
「知らないことは恥ずかしいと思いました」
「いままで聞くきっかけがなかったけれど、今日、初めて情報を手に入れました。これから、情報を人ごとにしないでみんなに浸透する仕組みを考えてみたいです」
「ごみがなくなったら終わりではなく、事実は残るので、これまでの歩みを活かすことを考えていきたいです」
(コーディネーター:山下ナミ)
以下弊法人、三井理事長の言葉です。
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天候に恵まれてと、思っておりましたら、交流館の食事と振り返りの際に外は激しい雨が。
久しぶりに訪れた現地は、雨水が目一杯に溜まり、新たに出て来た中味の入ったドラム缶等、改めてこれからの作業のご苦労を思うばかりでした。
故児島さんの写真を額装して持って行っておりましたので、砂川さんのお話を伺いながら、弟分であった児島さんの事を思い出していました。
砂川さんのご健康と活躍をこれからも期待するばかりです。
三井
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