アーキペラゴゼミ 豊島編

ホーム ›  プロジェクト › アーキペラゴゼミ 豊島編

アーキペラゴゼミ 豊島編

【豊島ゼミ夏編】8/3(土) 豊島農民福音学校

2019年07月14日


戦後、豊島農民福音学校が開校しました。
武蔵野から豊島へ移り、藤崎盛一氏が豊島で実践した農民福音学校には、どんな学びがあったのでしょうか。
豊島農民福音学校は1982年に閉校となりましたが、創立者のご子息である藤崎盛清さんが、創立に至る背景から当時の様子を語ってくださいます。
約920名もの卒業生を世に送り出した活動と思想にふれてみたいと思います。

また、幼少の頃のエピソードも交えて、研修生と大家族で暮らした中での楽しみや子どもたち兄弟の役割などもお聞きできたらと思います。


賀川豊彦という社会活動家が提唱した農業と暮らしを、豊島で実践した豊島農民福音学校。賀川先生による書の石碑。



写真は、豊島農民福音学校にあり今も使われているロシア式石釜の炎、そしてその庭先の風景です。


━━━━━━━━━━━━━━
ゼミ概要
━━━━━━━━━━━━━━
開催日 2019年 8月 3日(土)
時 間 10:00 ~11:00
会 場  お申し込みの方へお知らせします。
定 員 大人10名 (最低催行人数4名)
参加費 2,000円

*最低催行人数に達しなかったため開講を見送りました。2019-7-27

━━━━━━━━━━━━━━
スケジュール
━━━━━━━━━━━━━━
10:00  現地集合
    豊島農民福音学校について創始者のご子息、藤崎盛清さんからお話を聞きます。 
11:00  解散

*******************************
■お申込方法■
————————————————————
件名:8/3(土) 豊島農民福音学校
・参加者名
・電話番号(当日連絡が取れる携帯番号など)
・当日移動の場合、どの港から?
————————————————————
を明記の上
7月 26日(金)までに
◎NPO法人アーキペラゴ
TEL:087-813-1001
Mail:info@archipelago.or.jp
もしくはお申し込みフォームより
8/3(土) 豊島農民福音学校と明記の上、ご連絡ください。

(Text:豊島ゼミコーディネーター 山下ナミ)


【檀山ゼミ特別編】非構成的グループ・エンカウンター 「峠の茶屋」 2019/ 8/8(木)開講  

2019年07月14日


8月の平日に、檀山ゼミ特別編を開講します。

香川県豊島の檀山山頂に残された、戦後開拓団の「さいごの家」。
ここを会場に、この土地で自然と共に生きようとしてきた人間のまなざしを感じてみたいと思います。
現在は廃屋となった「さいごの家」は、ゴルフ場開発、空港建設など檀山の開発計画から水源を守り、島の暮らしと営みを守ってきた象徴のような家です。
この家と土地は、持続可能な生活を実践をしてきた人たちの結晶のような場であり、循環型自然環境のスモールモデルの場でもありました。

「さいごの家」に暮らした石井亨さんから、開拓の歴史や当時の様子を聞きます。
私有地のため普段は一般公開していません。
山頂のさっぱりとした気温、鳥たちの鳴き声、風がゆらす葉ずれの音。
深呼吸したら、何が見えるでしょうか。

昼食は場所を移して、食堂101号室さんへ(昼食代実費)。
豊島のおかあさんたちが栽培する野菜や地場産品を生かした創作料理です。
豊島の一次産業をつなぐ料理を作る人がいて、食べる人がいる。

「午後からは 非構成的グループ・エンカウンター《峠の茶屋》を開催します。
                     
--------------------
▶︎エンカウンターとは、
本音を言い合い、互いに聞き合う、同時に無言の時間をも感じあい、その場の音や空気や匂いにまで、目を見開き、耳を澄ます中で、そんな相互行為を互いに認め合う中で、深い信頼や未来への勇気を感じていく、そんな他者と他者との出会いの体験のこと。
--------------------
                      
臨床心理学におけるカウンセリングやサイコセラピーの一形態として行われる「グループ・エンカウンター」を応用しながら、どこまでも、「非構成的・非指示的(non-directive)」な場を開いてみたいと思っています。
                      
何か一つの目的に向けた解決や回答を出すためのものでもなく、あるイデオロギーを啓蒙するようなことでもなく、面白おかしくゲーム的な消費を行うのでもありません。
豊島檀山の《峠の茶屋》で、ほんのひと時、それぞれが背負ってきてしまった重い荷物を降ろして、手足をゆったり伸ばしながら、一期一会に出会った他者とともに、お互いの存在と呼吸だけを感じ合いながら、一杯のお茶でゆっくり喉を潤していく、そんな時間を開いてみたいと思うのです
                     
--------------------
▶︎では、なぜ、豊島檀山で非構成的グループ・エンカウンターを開催するのか?
--------------------
                     
豊島の産業廃棄物不法投棄事件では、国や県を相手どり、自分の生活を投げ打ってまで、島の自然に寄り添った営みと暮らしを守ろうとした人たちがいました。
彼らは、炎に焼かれるような苦渋に満ちた闘いの最中に、共闘する隣人とともに「ほんとうの人間の暮らし」とはなんなのかを共に問い、共に感じる、そんな《場》を生成していたように感じます。
                     
今の過酷な環境変容に見舞われたポストヒューマンな世界状況のなかで、「ポスト住民運動世代」の私たちが、こうした《場》を、今・再び新たに開いていくために、高度資本主義社会の激烈な人間疎外に耐えてきた豊島檀山の「最期の家」で、各自が自分の足元の日々の暮らしを見つめ直しながら、「イマ・ココ」で感じたままに、心のままに、皆さんと一期一会の時間をシェアーしてみたいのです。
未来の「人間の暮らし」をまなざし、どんな「場」を共創していけるか、共に試してみませんか?
                     
非構成的エンカウンター・スペースへと再起動を目指す《檀山・峠の茶屋》へようこそ!!
                     
--------------------
参考図書
--------------------
諸富祥彦,1997,『カール・ロジャーズ入門―自分が“自分”になるということ』コスモスライブラリー.
カール・ロジャーズ・畠瀬稔・畠瀬直子,1982,『エンカウンター・グループ―人間信頼の原点を求めて』創元社.
アーノルド ミンデル , 青木 聡 ,2001,『紛争の心理学―融合の炎のワーク』 講談社現代新書


--------------------
企画協力者■「FINAL HOME PROJECT」
--------------------
高橋 直治 (Naoharu Takahashi)さん:東京造形大学准教授
川部 良太(Kawabe Ryota)さん:東京造形大学助教

■「さいごの家」を一般公開します。
「FINAL HOME PROJECT2019〜まなざしのリレー」
8/3〜8/11 10:00〜17:00


--------------------
◎豊島・檀山(だんやま)とは
--------------------
豊島のほぼ中央に位置する、標高300メートルの檀山(だんやま)。
山頂付近には樹齢100年から250年前後のスダジイ群生林があり、山の麓から湧き出る水は「唐櫃の清水」と呼ばれ、島の貴重な飲み水として、田畑を潤す水として、大切に使われています。
かつてこの場所は、戦後の食料不足から農地開拓の国策事業として実施された、檀山開拓団の人々によって拓かれた地でもありました。
現在、檀山に住む人はおらず、廃屋となった「さいごの家」が残っているだけです。



(Text : 高橋直治 / 豊島ゼミコーディネーター 山下ナミ)

*******************************

開講なしになりました。2019年秋に開講予定です。2019-8-1

【檀山ゼミ特別編】
非構成的グループ・エンカウンター 「峠の茶屋」

実施日 :2019年 8月 8日(木)  
参加費 : 5,000円 (資料代含む)
時 間 : 集合 10:00 豊島交流センター
     解散 16:30 同上
内 容: 10:00 豊島と檀山の説明 / さいごの家周辺散策
     12:30 昼食 / 食堂101号室 *実費(参加費には含まれていません)
     14:00 峠の茶屋 グループ・エンカウンター
人 数: 最低催行人数3人


■お申込方法■
————————————————————
件名:8/8(木) 檀山ゼミ
・参加者名
・電話番号(当日連絡が取れる携帯番号など)
・当日移動の場合、どの港から?
————————————————————
を明記の上
8月 2日(金)までに
◎NPO法人アーキペラゴ
TEL:087-813-1001
Mail:info@archipelago.or.jp
もしくはお申し込みフォームよりご連絡ください。