アーキペラゴゼミ 豊島編

ホーム ›  プロジェクト › アーキペラゴゼミ 豊島編

アーキペラゴゼミ 豊島編

6/20(土)豊島ゼミ *終了しました

2015年05月27日


豊島ゼミ、6月の日程が決まりました。
砂川さんのご都合がつかず、砂川さんの推薦で石井享さんに講師をお願いしました。

視察時の砂川さんのお話から……
 「豊島住民は一生懸命やったんですけど、一向に解決の道がみえない。
  そこで考えました。
  これはもう県会にださなんだら 県がしたことをチェックするのは県会やけん、
  その県会がぼんやりしとるからこういうことになる。

  それで県会議員を豊島から送ろうじゃないかという提案をいたしました。
  “そんなもん豊島から県会議員出したって当選できるかいな”
  という声もあったんですけど、いや、やります、やりましょうと。」

豊島事件を語る砂川さんの主語は「豊島住民」です。
唯一、砂川さんが主語になるのは「勝手連」という名称の選挙運動です。
 
  「わし、中岡さんという書道の先生と二人で17軒回りました。
   こう目星つけて行っとるかんな、わしと中岡さん、
   この人なら賛成してくれるじゃろうと思って行ってる。
   “やらんかい、すぐ事務所作れ”って、
   みんな応援してくれました。
   誰だすかもわからんのに、そういう風な勢いがつきまして、   
   中坊先生にも“急ぐんじゃろ、誰だすんじゃ?”と聞かれましたが、
   誰だすんかわからん。」

候補者未定のまま選挙事務所ができ、のぼりがたちました。

  「明日の晩に二人ずつ連れて3人で来てください、と言うたら
   50人が寄ってくれました。
   そこで、こういうことをやりたいと言ったら、よっしゃ! と。
   もう公示がそこにきとるから、明日の晩も頼むで言うたら
   その50人が二人ずつ連れて150人が寄ってくれました。
   “明日の晩には公示は決めておりますな?” と言われ、
   39歳の独身の百姓 石井亨という男。
   この男に目星をつけた。」

長老たちの意志を継ぐ石井享さんが、豊島ゼミで話します。


石井さんの著書「未来の森」2007年刊。
「豊島事件から地方議会へ この国の姿が見えてきた」
ルビー商會で購入できます。

発行:農事組合法人てしまむら
著者:石井とおる

(Text:豊島ゼミコーディネーター 山下ナミ)

*******************************

次回の豊島ゼミ

実施日 :2015年6月20日(土)
参加費 : 2,000円 (全て住民会議経費:資料代、バス代、ガイド料)
時 間 : 集合 10:00 豊島家浦港桟橋 
     解散 12:30 同上

※ 高松港発9:07の高速艇が便利です。宇野港からの直近の便は9:05着になりますので、
  家浦港の豊島交流センター等でお待ちください。
※ 帰路は家浦港 15:10発→高松港16:00着、家浦港17:20発→高松港17:55着もあります。
※ 事情により講師が代わる場合もありますことをご了承ください。

※ 高松-豊島のアクセスはこちらをご参考にどうぞ。
※ 豊島に前泊されたい方は民泊がおすすめです。

       
■お申込方法■
------------------------------------------------------------
・参加者名
・電話番号(当日連絡が取れる携帯番号など)
------------------------------------------------------------
を明記の上
6月18日(木)までに
◎NPO法人アーキペラゴ 
TEL:087-811-7707 (5/29まで)
TEL:087-813-1001 (新事務所6/1~) 
Mail:info@archipelago.or.jp
もしくはお申し込みフォームよりご連絡ください。

概要
http://www.archipelago.or.jp/outline/teshima-seminar.html



豊島へ行こう2

2015年05月22日


   皆さんの資料の中に「豊島へ行こう」という地図がはいっております。
   ちょっとご覧いただけますか。
   「豊島へ行こう」ということは、どうしてこういうことになったか。

   豊島の人が作ったらこれは「豊島へいらっしゃい」と、
   こうなるんでしょうけれど、高松の人たちらが
  「豊島の問題は私たちの問題ネットワーク」という
   ネットワークを組んでくださいました。
   その人らが「豊島へ行こう」と、作ってくれた地図です。

先述↑は、豊島ゼミで講師の砂川三男さん(87歳)が必ず語るエピソードです。
住民運動を、豊島の外から応援する団体が集まって
「豊島の問題は私たちの問題ネットワーク」(通称/豊島ネット)は結成されました。



   マスコミがどんどんとりあげるもんですから、支援の声がでてきた。
   さきほどの「豊島ネット」、あの人らが豊島を宣伝してくれ、
   全国から31万人の署名をとってくれました。
   豊島住民に、31万人の署名とれいうても、ようとれんですわ。
   今でも豊島ネットは豊島に対して協力してくれております。
   アースデイという世界環境問題の催しを、豊島でやってくれています。
                   (豊島ゼミ 全文文字起こしより)



5/31(日)、豊島でアースデイも今年で19回目。
産業廃棄物の不法投棄事件と四半世紀以上も闘ってきた豊島の人々を、
島の外から支援する各種団体が中心となり、
「未来あるくらし」をみつけてみようと始めたイベントです。

今年は半農半Xを提唱している塩見直紀さんの講演とワークショップを行います。
京都の綾部で実践しているお話から、自分たちの場合は?を
その場で考えていく体験型の2時間(13:00~15:00)
不法時投棄現場の見学(10:30~12:00)、生物調査、海岸清掃(8:00~9:00)、歴史探訪など
スペシャルプログラムで豊島を楽しんで!



【申込方法】
facebook経由→facebook.com/earthdaykagawa
FAX.087-851-8750/アースディ事務局
豊島へのアクセスと申込書のダウンロード版→http://bit.ly/1EW2WzN
問い合わせ→ 090-8699-5998・真鍋/アースディ事務局

締切を過ぎても受け付け中!!
高松発はチャーター船があります。
定員になったら、定期の高速艇をぜひご利用ください。

(Text.豊島ゼミコーディネーター 山下ナミ)
*私はアースディかがわin豊島実行委員も兼ねています。今回はアースディのお知らせでした!