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香川漆芸の技「彫漆展」

2014年06月19日


今年4月から、香川漆芸認知度アップ事業をお手伝いすることになりました。
香川漆芸のことを少しずつですが、ご紹介していきたいと思いますので、
どうぞ、よろしくお願いします。

早速のお知らせです。
香川漆芸の技「彫漆展」が、
香川県漆芸研究所(香川県文化会館内)で開催されています。

重要無形文化財保持者 音丸耕堂と、
その感性を受け継ぐ、門弟、孫弟子たち13人の作品27点の展示です。
今月6月21日には、第1回ギャラリートークも開催されますので、
お出かけください。

江戸時代後期、高松藩の漆彫司玉楮象谷が
日本的な漆芸技法としてよみがえらせた
漆芸の3技法(蒟醤、存清、彫漆)のうち、
今回は色漆を厚く塗り重ね、模様を彫り出す
「彫漆」の技法で作られた作品を展示します。

彫漆の魅力には、朱、黒、黄、緑、褐色の五色に加え、
白漆がもたらす中間色や鮮明な色漆による多彩な表現があります。
香川県漆芸研究所創設から平成9年まで、
顧問・主任講師として指導にあたった音丸耕堂は、
堆朱、堆黒、紅花緑葉といった限られた色彩にとどまらず、
豊富な色彩を駆使した作品を生み出しました。

今回の展示では香川県漆芸研究所が所蔵する音丸耕堂の作品
「彫漆延齢草菓子器」「彫漆布袋葵茶器」「堆漆柿香合」をはじめ、
音丸耕堂の感性を受け継ぐ、
門弟、孫弟子たち13人の作品27点を展示しています。

● 会期 平成26年5月31日(土)~8月24日(日) 会期中無休
●時間 午前9時~午後5時、入場料無料
●場所 香川県漆芸研究所 高松市番町1丁目10番39号(香川県文化会館内))


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