■日 時:2023年3月26日(日) 14:00~16:00
■場 所:せとうちサスティナブルヨットハーバー(高松市ヨット競技場)
■講 師:原田 禎夫 氏 大阪商業大学 公共学部 准教授
■研修タイトル:海ごみ問題解決に向けた課題と活動の広げかた
~プロジェクト保津川や亀岡市などの先進活動事例から学ぶ~
■参加者数:39名
■参加費:無料
■内容
講演では、最初に分かりやすく海洋プラスチック問題の現状に触れ、海外で使い捨てプラスチックを減らすための取り組み事例や法律などについて話がありました。
国内だけを見ていると、海洋プラスチック問題への対策や取り組み状況が分かりづらいですが、世界における先進国の事例や世界のスタンダードとなっている基準と比較すると、日本のレジ袋の使用状況やリサイクルの状況などは非常に遅れていることが分かりました。
国内の話では、亀岡市における使い捨てプラスチック削減に関して具体的な取り組み内容やその仕組みをどのようにつくってきたか、地域住民と一緒に海洋プラスチックごみを減らすために河川のごみ調査や回収を行ってきた事例について話がありました。亀岡市の仕組みづくりにでは、国内に参考となる事例が無いために海外の法律や取り組みを参考につくったことや、川ごみ調査を通してごみの状況を知り、その問題や現状について多くの人で共有することから多くの人を巻き込む仕組みづくりへつなげていることなどが話されました。
参加者のコメントでは「日本での取り組みにとどまらず、海外の取り組みも、お話がとても興味深かったた」「亀岡市での、地域の住民の人々、行政、企業さんまで巻き込んで、レジ袋を無くした取り組みは大変勉強になりました」などがありました。