NEWSお知らせ

ホーム ›  お知らせ

【Report】ビーチコーミング&クリンアップin直島

2009年10月08日

 

瀬戸内海のゴミがゼロになればいいなぁ...という思いで進めているプロジェクトが、すばらしい秋晴れの中、行われました。しばらくは来年に迫った瀬戸内国際芸術祭というビッグなイベントの追い風に乗って、仲間を増やしていくために、集中的に芸術祭の舞台の7つの島と高松エリアで活動しています。今回は、その中でももっともアート要素の強い島、直島でビーチコーミング&ビーチクリンアップを実施してきました。

 

約一時間の船旅を楽しんで直島は宮浦港に集結した約30人の面々。今回は、我が家の子どもたちも含めて、6人の子どもたちが参加してくれました。ありがとう!

外ヶ浜という港から10分の浜辺に移動します。ここは遠く高松のサンポートが見える浜でして、プライベートビーチ感もあって雰囲気抜群。ちょっと見た感じではゴミは少なそうですね。 

藤枝さん説明

まずは、今回も駆けつけてくれた鹿児島大学准教授の藤枝さんから漂着お宝の披露!オウムガイやらサキシマスオウの実など、垂れ唾のお宝の説明が。

また、漂着物からアート作品を作り上げたりの話も。そう、ここはアートの島、直島。ゴミも拾いますが、アーティストの目で作品に繋がる漂着お宝素材を探しましょうぞー。 

漂着ゴミ
今回もJEANの方式にそって、拾ったゴミを分類していきます。発泡スチロールや硬質プラスティックの破片ゴミがとにかく多いですね。貝殻かな?と思ったら食品トレーの破片だったり。 

漂着ゴミ拾い
子どもたちも一所懸命拾いますよー。ゴミ拾いというよりも、みんなわいわいと楽しみながら行う浜辺のアウトドアアクティビティという感じです。お宝は見つかったかな?

ゴミ袋をかついだ少年
ゴミ袋をかついだ少年は何を想っているのでしょう。 

ゴミ

分類調査
約30分で20袋のゴミが拾えました。分類調査もばっちりですね。

ビーチクリンアップin直島
皆さん、お疲れ様でした!!ありがとうございました! 

藤枝先生による特別講義
続いて、港との中間点の内ヶ浜に移動して、今回も藤枝先生による藤棚下での特別講義です。 

藤枝先生による特別講義

藤枝先生による特別講義

藤枝先生による特別講義
真剣な表情で講義に耳を傾ける参加者の皆さん。ゴミの無い、今よりさらに美しい瀬戸内海を夢見る仲間が増えていくことが、夢の実現への着実な一歩だと信じています。

歩みはゆっくりかもしれませんが、これからも楽しんで活動していきましょうね!

文:森田桂治、写真:GABOMI


直島ビーチコーミング&クリンアップ2009

2009年08月13日

6月に男木島で開催したビーチコーミング&クリンアップの第2弾を直島で開催します。アートの島・瀬戸内国際芸術祭の舞台、直島で海ゴミ問題を考え、漂着お宝もついでに探しましょう。今回も漂着物研究の第一人者、鹿児島大学准教授の藤枝先生の特別講義を浜辺で実施します。午後は自由行動。家プロジェクトなど、アートの島直島の魅力をゆっくりお楽しみください。詳しくはこちら。

ビーチコーミング&クリンアップ2009in直島

2009年08月13日

kurinupimage.jpg
6月に男木島で開催したビーチコーミング&クリンアップの第2弾を直島で開催します。アートの島・瀬戸内国際芸術祭の舞台、直島で海ゴミ問題を考え、漂着お宝もついでに探しましょう。今回も漂着物研究の第一人者、鹿児島大学准教授の藤枝先生の特別講義を浜辺で実施します。午後は自由行動。家プロジェクトなど、アートの島直島の魅力をゆっくりお楽しみください。
------------------------------------------------------------------------------------------
◆直島ビーチコーミング&クリンアップ2009◆
・日時:2009年10月4日(日)
・開催場所:直島内ヶ浜(宮浦港から徒歩5分)
------------------------------------------------------------------------------------------
・内容:ビーチコーミング&クリンアップ
    鹿児島大学准教授藤枝繁さんの特別講義
・会費:500円(中学生以下無料)
・定員:50名
・持参物:手袋、タオル、飲料水
・集合時間:09:20
・解散時間:12:00
・集合、解散場所:直島宮浦港

※会費には保険代が含まれています。
※フェリー代は各自負担いただきます。
(高松から:往復970円、宇野から:540円)
※飲み物は各自持参していただきます。

春の男木島で開催時の様子

<フェリーの時間>
◎直島行き
・高松から参加の場合
 高松港08:12発 → 直島宮浦09:02着
・岡山から参加の場合
 宇野港08:22発 → 直島宮浦08:42着

◎高松港行き
 直島宮浦14:20発 → 高松港15:20着
 直島宮浦17:00発 → 高松港18:00着

◎宇野港行き
 直島宮浦12:45発 → 宇野港13:05着
 直島宮浦14:55発 → 宇野港15:15着
 直島宮浦16:02発 → 宇野港16:22着
 直島宮浦16:40発 → 宇野港17:00着
 直島宮浦17:40発 → 宇野港18:00着
 直島宮浦19:02発 → 宇野港19:22着
 直島宮浦20:25発 → 宇野港20:45着

<主催、共催団体>
主催:NPO法人アーキペラゴ   
共催:瀬戸内IJUトラベルネット 
   株式会社ゴーフィールド  

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■お申込方法■
----------------------------------------
・参加者名(複数名参加の場合は保険の関係で全員の名前)
・電話番号(複数名参加の場合は保険の関係で全員の電話番号)
・住所(複数名参加の場合は保険の関係で全員の住所)
・代表者連絡先(当日連絡取れる携帯番号など)
----------------------------------------
を明記の上、事務局 info@archipelago.or.jp?までご連絡ください。

お申し込みは先着順です。

ご不明点などございましたらお気軽にお問い合わせください。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

男木島ビーチコーミングが四国新聞に掲載されました。

2009年07月21日

瀬戸内海の海ごみの現状がよくわかります。実態がわかると、海に出かけた時は、一つからでもゴミを持ち帰ろうと思います。詳しくはこちらからどうぞ。


男木島ビーチコーミング開催!!

2009年06月15日


6月14日、男木島ビーチコーミング&クリンアップを開催しました。
午前10時、男木島へ向けて「めおん号」で出発!!受付ボードの手づくり感がなんとも良いでしょ。

090614ak ogi huneIMG_7115.jpg
船内は、ビーチコーミング&クリンアップ参加者以外の方も、大勢いて賑わっています。瀬戸内の島ブーム始まっているようですね。

090614ak ogi toucyakuIMG_7116.jpg
高松港から40分で男木島到着。船を降りると、すぐ目の前に、島の方が住む家々が目に飛び込んできます。この近さが、男木島の魅力の一つ。初めて島へ来ても安心感があるのです。
090614ak ogi ieieIMG_7217.jpg
男木島の方の暮らしの中へ入らせて頂く前に、まずは鳥居前でご挨拶&主催者からの挨拶。
090614ak ogi setumei IMG_7117.jpg
早速、灯台を目指して出発します。灯台まではゆっくり歩いて30分から40分。少々、遠い気持ちもしますが、海を見ながら、樹々の緑を楽しみながら、おしゃべりしながら歩くのは気持ち良いですよ。
090614ak ogi toudaihe2IMG_7120.jpg
2月に来た時、満開の花で楽しませてくれた梅の木。いい塩梅に実がなっています。美味しい梅干しになりそうです。

090614ak ogi ume lIMG_7124.jpg

090614ak ogi ume upIMG_7122.jpg
灯台へ行く途中、道ばたで出会ったお母さんが「灯台までいっきょんなぁ。頑張りまいよ〜」と声をかけてくださり、子どもたちに収穫したばかりの"すもも"をプレゼントしてくれました。こどもたち、灯台につくまで大事そうに持ってました。ありがとうございました。
090614ak ogi toudaiheIMG_7119.jpg

090614ak ogi touadi  IMG_7127.jpg
灯台がみえてきました。ここからは大型タンクが何隻も行き交う光景を楽しむことができます。圧巻ですよ。

090614ak ogi toudai cyakuIMG_7129.jpg
灯台に着いたところで、まずはお弁当。海を見ながら食べるお弁当、最高です。

お腹が満足したところでビーチコーミング&ビーチクリンアップの開始です。
090614akIMG_7132.jpg
ビーチコーミング?ビーチクリンアップ?カタカナばかりで、"ようわからん"と思われた方に簡単に紹介しますと、ビーチでの宝物探しとお掃除です。清掃活動と宝物探しを両方を楽しめます。
090614ak ogi  karaIMG_7133.jpg
それにしても男木島のビーチ、きれいですねぇ。実は、一週間前、瀬戸内・海の路ネッワーク推進協議会主催で男木島灯台付近で清掃活動が開催されており、目につく大きなゴミはほとんどありませんでした。
090614ak ogi kaigan3IMG_7156.jpg
とはいえ、すでに、ペットボトルなどのゴミをが落ちていて、「無くなりませんねぇ、ゴミ。」という印象です。また、ゴミは、年月がたつと、だんだん粉砕されて、大きなゴミが、砂浜に顔を近づけてせねばならないほど小さなゴミにかわっていきます。こうなると、見つけるのは、本当に大変です。
ほらね、ゴミ拾いというよりゴミ探しみたいでしょ。
090614ak isiIMG_7150.jpg
ずーと、砂浜とにらめっこして探していたIさん。
なにやら、嬉しそうに、大切そうに、手に握りしめています。
090614ak ogi isikuraIMG_7167.jpg
何をそんなに大切そうに握りしめているのでしょう?

090614ak ogi isikura teIMG_7168.jpg

中から現れたのは、
090614ak ogi ishikura te2IMG_7169.jpg
小さな小さなゴミたち。
プラスティックの中間材料レジンペレットや、農薬や肥料散布用のプラスティック肥料皮膜、BB弾もあります。砂色によく似た色のものばかり。これだけ集めるのは、相当大変です。それにしても、小さなゴミをこれだけ大切そうに持っているところをみると、Iさんにとっては、これはもはやゴミではないのかも?

こちらも、ゴミ探しをしつつ、
090614ak ogi hutati zyoshiIMG_7151.jpg

しっかりと宝物も見つけてました。
090614ak ogi hosikaiIMG_7149.jpg
かわいいですねぇ。こちらは、今日の想い出にお持ち帰りです。
白い砂浜が気持ちよくて、クリンアップが終わったところで、ちょっと、お昼寝。
090614ak ogi neru1IMG_7161.jpg 090614ak ogi neru2IMG_7162.jpg
この季節、砂の上は、ほどよい温かさで、癒されますよ〜。まさに天然砂風呂です。
IMG_7172.JPG
砂浜から腰をあげた方が多くなってきたところでそろそろ終了です。
一見、ゴミなど落ちてないように見える砂浜からこれだけのゴミが集まりました。
090614ak ogi gomiIMG_7176.jpg
活動を終えたところで、今回のビーチコーミング&ビーチクリンアップの講師にお招きした鹿児島大学准教授藤枝先生の講義の始まりです。藤棚の木陰に集まり始まり始まり〜。
090614ak ogi huziedaIMG_7178.jpg
講義というよりも、紙芝居風のお話にどんどんひきこまれて行きます。
090614ak huzieda2IMG_7182.jpg 090614ak huzieda3IMG_7183.jpg
090614ak huzioeda2IMG_7181.jpg 090614ak huzieda otakara4IMG_7186.jpg
その中で、衝撃的だったお話を一つ紹介。日本には、外国から多くのゴミが流れてきます。反対に日本で発生したゴミが外国へ流れていることもあります。その事実としてミッドウェイで生息するコアホウドリのことが紹介されました。
090614ak toriIMG_7191.jpg
コアホウドリは、ヒナにえさを与える為に親がいったん口の中へ入れて、お腹の中へ溜め込んだえさをヒナにあたえます。ヒナたちは、親から与えられたものは、全てえさだとおもい、食べてしまいます。3羽の死んだ鳥のお腹の中を調査したところ、出てきたものがこちら。
090614ak torinoonakaIMG_7190.jpg
全て、人間が捨てたゴミです。
こんなものがお腹の中にあったら、想像しただけでお腹が痛くなります。中には、瀬戸内海で発生したと思われるゴミもありました。瀬戸内海のゴミがミッドウェイまで流れているとは、ウーーン、衝撃です。
瀬戸内沿岸部に住む人口は約3200万人。3200万人の人が年間、一人、120gのゴミを拾えば、随分と減るようです。
世界とつながる海。瀬戸内海は掃除することは、世界の海をきれいにすることにもつながるのですね。
ミッドウェイのコアホウドリのお腹の中から瀬戸内海で発生したゴミが無くなることを願い砂浜へ出た時、ゴミを持ち帰ろうと思った時間でした。藤枝先生、ありがとうございました。
次回、ふたたび藤枝先生をお招きして、ビーチコーミング&クリンアップを開催する予定です。(10月4日予定)紹介しきれていない藤枝先生の貴重なお話を聞かれたい方は是非、ご参加ください。

灯台から男木港へ、再びゆっくり海を見ながら帰ります。最高の景色です。
090614ak IMG_7200.jpg

ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
こちらのブログでも紹介していますので、ご覧ください。