日本政府と日本財団が推進している『海と日本プロジェクト』。
香川でも『目指せ!かがわseaマスター!』が
7月24日と8月11日の2日に渡って開催されます。
"海ごみ"のことを学び、海の幸をいただくことで海の恵みを知り、拾った海ごみでアート作品を作ります。
7月24日(日)、高松市牟礼町の塩屋海岸で"海ごみ"について学ぶ活動のお手伝いをさせていただきました。
この日、塩屋海岸で課せられたミッションは3つ。
1. ごみを拾うこと
2. お宝探しをすること(これは、ビンに砂と一緒に入れてお持ち帰り)
3. アート作品用の流木を拾うこと
まず、海岸近くの公民館に集まって講師の森田さんが実際に拾った『お宝』を紹介。
よく見ると海岸にはおもしろいものがいっぱいあるんですね。
そして、海ごみを拾うときの注意事項も聞きました。
意外と多いのは注射器や注射針。それから、何か分からない液体が入った瓶やペットボトル。
こんなものを見つけたら自分では触らず、必ず海ごみガイドさんや大人に教えてくださいね。
海岸に出ると、子どもたちはいろんなものに興味津々。
「これ、何ー?」
「それは紋甲イカの甲羅」
「これ、お宝にしよ♪」
「えっ、、、(それ、海藻。きっと臭くなるよ、、)←<心の声>」
約30分ぐらいの短い時間でしたが、30L入りで10袋以上のごみが集まりました。
ペットボトルや洗剤の容器など、身近なごみが多いことに、子どもたちだけでなく大人も驚いていました。
もう一度公民館に集合して、今度は自分が拾ったお宝の紹介とごみ拾いをした感想を言い合います。
みんな、お宝探しをしながらのごみ拾い、とても楽しかったようです。
そんな様子を撮影するTVカメラが。。。
RNCさんの取材です。昨夜のニュースでも流れました。
他の番組でも紹介していただけるかもしれませんね。
そして、締めくくりに、私たちのごみがどうやって海に流れ出るのか?そのごみがどんな影響を与えているのか?私たちには何ができるのか?をお話しました。
最初は落ち着いて聞いていた子供たち。
一生懸命、メモをとる子も。
「ハワイの近くにあるミッドウェー島で死んでしまったコアホウドリのヒナのお腹を見てみると、瀬戸内海や日本から出たごみも出てくるんです。」
という説明が始まったころには、みんなかぶりつき状態。
残酷な写真や痛々しい写真もありましたが、子どもたちの真剣さに驚きました。
これをきっかけに、これからは友達を誘ってごみ拾いをしたり、海水浴に行くときはレジ袋1つ分のごみを拾って帰ったり、いろいろ活動してくれると嬉しいですね。
海ごみについて学んだあとは、海の幸を堪能。
尾頭付きのあじを1人1尾、イカののったサラダ、タコが入った炊き込みご飯。
「骨があるから、、、、」と敬遠されがちなお魚ですが、焼き魚の食べ方を教えてもらうこともできたので、これからはお魚を食べる子どもが増えるかな、と思った1日でした。
夏休みで海水浴に行く機会も増えると思いますが、みなさんも海ごみや海の幸のこを、改めて考えてみてはいかがですか?