瀬戸内海のゴミがゼロになればいいなぁ...という思いで進めているプロジェクトが、すばらしい秋晴れの中、行われました。しばらくは来年に迫った瀬戸内国際芸術祭というビッグなイベントの追い風に乗って、仲間を増やしていくために、集中的に芸術祭の舞台の7つの島と高松エリアで活動しています。今回は、その中でももっともアート要素の強い島、直島でビーチコーミング&ビーチクリンアップを実施してきました。
約一時間の船旅を楽しんで直島は宮浦港に集結した約30人の面々。今回は、我が家の子どもたちも含めて、6人の子どもたちが参加してくれました。ありがとう!
外ヶ浜という港から10分の浜辺に移動します。ここは遠く高松のサンポートが見える浜でして、プライベートビーチ感もあって雰囲気抜群。ちょっと見た感じではゴミは少なそうですね。
まずは、今回も駆けつけてくれた鹿児島大学准教授の藤枝さんから漂着お宝の披露!オウムガイやらサキシマスオウの実など、垂れ唾のお宝の説明が。
また、漂着物からアート作品を作り上げたりの話も。そう、ここはアートの島、直島。ゴミも拾いますが、アーティストの目で作品に繋がる漂着お宝素材を探しましょうぞー。
今回もJEANの方式にそって、拾ったゴミを分類していきます。発泡スチロールや硬質プラスティックの破片ゴミがとにかく多いですね。貝殻かな?と思ったら食品トレーの破片だったり。
子どもたちも一所懸命拾いますよー。ゴミ拾いというよりも、みんなわいわいと楽しみながら行う浜辺のアウトドアアクティビティという感じです。お宝は見つかったかな?
ゴミ袋をかついだ少年は何を想っているのでしょう。
約30分で20袋のゴミが拾えました。分類調査もばっちりですね。
皆さん、お疲れ様でした!!ありがとうございました!
続いて、港との中間点の内ヶ浜に移動して、今回も藤枝先生による藤棚下での特別講義です。
真剣な表情で講義に耳を傾ける参加者の皆さん。ゴミの無い、今よりさらに美しい瀬戸内海を夢見る仲間が増えていくことが、夢の実現への着実な一歩だと信じています。
歩みはゆっくりかもしれませんが、これからも楽しんで活動していきましょうね!
文:森田桂治、写真:GABOMI