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男木島ビーチコーミング&クリンアップを開催しました。

[イベント] 2009年06月15日

 

 

6月14日、男木島ビーチコーミング&クリンアップを開催しました。

午前10時、男木島へ向けて「めおん号」で出発!!受付ボードの手づくり感がなんとも良いでしょ。
 
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船内は、ビーチコーミング&クリンアップ参加者以外の方も、大勢いて賑わっています。瀬戸内の島ブーム始まっているようですね。
 
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高松港から40分で男木島到着。船を降りると、すぐ目の前に、島の方が住む家々が目に飛び込んできます。この近さが、男木島の魅力の一つ。初めて島へ来ても安心感があるのです。
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男木島の方の暮らしの中へ入らせて頂く前に、まずは鳥居前でご挨拶&主催者からの挨拶。
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早速、灯台を目指して出発します。灯台まではゆっくり歩いて30分から40分。少々、遠い気持ちもしますが、海を見ながら、樹々の緑を楽しみながら、おしゃべりしながら歩くのは気持ち良いですよ。
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2月に来た時、満開の花で楽しませてくれた梅の木。いい塩梅に実がなっています。美味しい梅干しになりそうです。
 
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灯台へ行く途中、道ばたで出会ったお母さんが「灯台までいっきょんなぁ。頑張りまいよ〜」と声をかけてくださり、子どもたちに収穫したばかりの"すもも"をプレゼントしてくれました。こどもたち、灯台につくまで大事そうに持ってました。ありがとうございました。
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灯台がみえてきました。ここからは大型タンクが何隻も行き交う光景を楽しむことができます。圧巻ですよ。
 
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灯台に着いたところで、まずはお弁当。海を見ながら食べるお弁当、最高です。
 
お腹が満足したところでビーチコーミング&ビーチクリンアップの開始です。
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ビーチコーミング?ビーチクリンアップ?カタカナばかりで、"ようわからん"と思われた方に簡単に紹介しますと、ビーチでの宝物探しとお掃除です。清掃活動と宝物探しを両方を楽しめます。
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それにしても男木島のビーチ、きれいですねぇ。実は、一週間前、瀬戸内・海の路ネッワーク推進協議会主催で男木島灯台付近で清掃活動が開催されており、目につく大きなゴミはほとんどありませんでした。
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とはいえ、すでに、ペットボトルなどのゴミをが落ちていて、「無くなりませんねぇ、ゴミ。」という印象です。また、ゴミは、年月がたつと、だんだん粉砕されて、大きなゴミが、砂浜に顔を近づけてせねばならないほど小さなゴミにかわっていきます。こうなると、見つけるのは、本当に大変です。
ほらね、ゴミ拾いというよりゴミ探しみたいでしょ。
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ずーと、砂浜とにらめっこして探していたIさん。
なにやら、嬉しそうに、大切そうに、手に握りしめています。
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何をそんなに大切そうに握りしめているのでしょう?
 
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中から現れたのは、
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小さな小さなゴミたち。
プラスティックの中間材料レジンペレットや、農薬や肥料散布用のプラスティック肥料皮膜、BB弾もあります。砂色によく似た色のものばかり。これだけ集めるのは、相当大変です。それにしても、小さなゴミをこれだけ大切そうに持っているところをみると、Iさんにとっては、これはもはやゴミではないのかも?
 
こちらも、ゴミ探しをしつつ、
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しっかりと宝物も見つけてました。
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かわいいですねぇ。こちらは、今日の想い出にお持ち帰りです。
白い砂浜が気持ちよくて、クリンアップが終わったところで、ちょっと、お昼寝。
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この季節、砂の上は、ほどよい温かさで、癒されますよ〜。まさに天然砂風呂です。
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砂浜から腰をあげた方が多くなってきたところでそろそろ終了です。
一見、ゴミなど落ちてないように見える砂浜からこれだけのゴミが集まりました。
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活動を終えたところで、今回のビーチコーミング&ビーチクリンアップの講師にお招きした鹿児島大学准教授藤枝先生の講義の始まりです。藤棚の木陰に集まり始まり始まり〜。
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講義というよりも、紙芝居風のお話にどんどんひきこまれて行きます。
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その中で、衝撃的だったお話を一つ紹介。日本には、外国から多くのゴミが流れてきます。反対に日本で発生したゴミが外国へ流れていることもあります。その事実としてミッドウェイで生息するコアホウドリのことが紹介されました。
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コアホウドリは、ヒナにえさを与える為に親がいったん口の中へ入れて、お腹の中へ溜め込んだえさをヒナにあたえます。ヒナたちは、親から与えられたものは、全てえさだとおもい、食べてしまいます。3羽の死んだ鳥のお腹の中を調査したところ、出てきたものがこちら。
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全て、人間が捨てたゴミです。
こんなものがお腹の中にあったら、想像しただけでお腹が痛くなります。中には、瀬戸内海で発生したと思われるゴミもありました。瀬戸内海のゴミがミッドウェイまで流れているとは、ウーーン、衝撃です。
瀬戸内沿岸部に住む人口は約3200万人。3200万人の人が年間、一人、120gのゴミを拾えば、随分と減るようです。
世界とつながる海。瀬戸内海は掃除することは、世界の海をきれいにすることにもつながるのですね。
ミッドウェイのコアホウドリのお腹の中から瀬戸内海で発生したゴミが無くなることを願い砂浜へ出た時、ゴミを持ち帰ろうと思った時間でした。藤枝先生、ありがとうございました。
次回、ふたたび藤枝先生をお招きして、ビーチコーミング&クリンアップを開催する予定です。(10月4日予定)紹介しきれていない藤枝先生の貴重なお話を聞かれたい方は是非、ご参加ください。
 
灯台から男木港へ、再びゆっくり海を見ながら帰ります。最高の景色です。
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ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
こちらのブログでも紹介していますので、ご覧ください。