2019年10月22日(祝・火) 三豊市の粟島で「粟島発見!!漂着物DAY」を実施しました。
三豊市地区衛生組織連合会詫間支部と共同開催で65名の参加者と一緒に約60kg(45Lごみ袋に17袋)の漂着ごみを回収しました。
今回は海岸クリーンアップだけでなく、「漂着物標本箱づくり」や「漂着物の展示」「海ごみのパネル展示」なども行いました。
はじめに、海岸クリーンアップの注意点や国際海岸クリーンアップ(ICC)の調査方法について説明をした後に、活動をスタート。
5つのグループに分かれて、各グループには海ごみリーダー(香川県主催の海ごみリーダー育成講座受講者)が付き、海ごみの話をしたり参加者が分からないことがあれば質問に答えたりしながら拾ったごみを品目ごとにカウントして調査しました。
ICC調査結果で多かった3品目は①発泡スチロール破片 354個 ②硬質プラスチック破片 193個 ③ガラス陶器の破片174個でした。参加者は細かな破片が多いことに驚きながら、拾う大変さを感じていました。
※ICCの結果は一般社団法人JEANを通じてアメリカの環境NGOへ報告されます。
海岸クリーンアップ後には、海ごみはどこから流れてきてどこへ流れていくか?海ごみによって困っている生き物などの話がありました。
瀬戸内海から流出したごみが予想以上に遠い海に流れて行き、そこに棲む生き物を困らせている事を聞いて参加者の多くが驚いている様子でした。
海の恵み体験では、カメノテの味噌汁、ムール貝のカレーライス、ピザを味わいました。
地元の方々が粟島で獲ったカメノテでダシをとった味噌汁やムール貝入りのカレーライスは磯の風味がして参加者から大好評でした。
また、持参したマイ食器を使う事によりイベントごみ発生もゼロにすることが出来ました。
午後からの活動では、香川県が取り組んでいる里海づくりの取組みについて話を聞いたり、展示している漂着物や海ごみのパネル展示を見学したりしました。
漂着物を入れる木製の標本箱づくりでは、海岸で拾った漂着物を思い思いに入れて自分だけの標本箱を作って楽しんでしました。
今回は中学生や高校生のグループが主体的に参加してくれていました。
若い人たちが活動に興味を持って参加してもらえたのはとても嬉しい事です。