2019年6月22日土曜日 坂出市沙弥島海岸でビーチクリーンアップを行いました。
全体で71名の参加があり、約89kg(ごみ袋36袋分)の漂着ごみと海底ごみを回収することができました。
ここ沙弥島は瀬戸内国際芸術祭2019の春開期の会場になっていたり、夏季は海水浴場になっていたりして多くの人で賑わう場所になっています。
今回は、海岸クリーンアップ&調査に加えて丸亀市のダイビングショップブルーブルーの協力により5人のダイバーが海に潜って海底にあるごみも回収しました。
活動のはじめに海岸クリーンアップの注意点や国際海岸クリーンアップ(ICC)の調査方法について説明をした後、活動をスタート。
5つのグループに分かれ、各グループには海ごみリーダー(香川県主催の海ごみリーダー育成講座受講者)が付き、海ごみの話をしたり参加者が分からないことがあれば質問に答えたりしながら拾ったごみを品目ごとにカウントして調査しました。
参加者からは「破片になると拾いきれないので大変」や「初めての参加でしたが、調査しながら品目を調べたのが楽しかったです」などのコメントもありました。
※ICC調査結果の中で、多かった3品目は①発泡スチロール破片274個 ②カキ養殖用まめ管247個 ③飲料用プラボトル(ペットボトル)169個でした。カウントをせずに回収のみのを積極的に行う時間もあったため実際には品目の個数以上に回収をしました。調査の詳しい個数が知りたい方は下にあるPDFファイルをご覧ください。
ダイバーに海底ごみの状況について聞くと、ビニールシートや食品の包装、釣り糸などが多かったようです。水中の写真や引き上げたごみを見ると、なかなか目に見えないけど多くのごみが沈んでいるのに気付かされます。
楽しく海ごみの事について知る「海ごみのお話&海のお宝」では、海ごみはどこから流れてきてどこへ流れていくか?海ごみによって困っている生き物などの話がありました。
また、海岸ではごみだけではなく、きれいな貝殻や面白いおもちゃ、ビーチグラスなどの”お宝”が拾える話をすると子どもたちは目を輝かせながら話を聞いていました。
里海ランチでは魚や海苔、ヒジキなど海の恵みを味わいながらリユース食器を使う体験で、各自が持参した食器(空のお弁当箱など)に食材を詰めて、海の恵みを味わいました。
今回は全員が食器を持参して、イベントごみを出さない取組みとリユース食器の利用が浸透してきたように感じます。
ダイバーが海の中で見つけたタツノオトシゴ。海がきれいになり喜んでいるように感じました。
やっぱり生き物が多くすむ豊かな海になって欲しいです。