8月7日女木島住吉大祭ツアーのご報告。
天気予報だと最高気温は33度。
実際はそれ以上に照り返す日差しと灼熱地面に挟まれ、焦げてしまいそうな感じ。
そんな天気の中での住吉大祭。
着いて早々、海の家つるやさんの女木島産ニンニク入り
(女木島で関東圏にも出荷している農作物です)カレーを。
そして祭りの開催場所へ移動。
各組のリーダー組頭さんから祭りについてお話して頂きました。
島の方が話しだすと、人がぞろぞろ集まって来ました。
実際にお祭りの話を、こんな感じで話すのは初めてだそう。
話し終わった後は拍手があがり「予想外のリアクションだと」組頭さんたち。
この衣装はかつては京都に染めに出していたほどのこだわりのあるもの。
集落ごとに4組、に分かれています。
この組ごとに絞りの色が、黄色、緑、白、豆絞り。。。とそれぞれ違うそう。
また衣装も役職によって違うようです。
「若中」と書かれた帽子を被っているのはこの年、太鼓台に乗る事となった少年。
そして祭りのフィナーレへ。ひたすら太鼓台を転がす、転がす。
初めてこんなに荒々しいお祭りを見ました。
太鼓や祭りの喧噪はお腹に響く、血にも響く、そんな感じです。
20世紀初頭にあった世界の言語数は約7500、それが21世紀頭の現在は約3000言語まで減ったとも言われています。ちなみに16世紀頭は14000言語ほど
(Globalization Research at the University
of Hawai'i-Manoa,www.より)
緩やかに減りつつはあった言葉、文化ですが
20世紀に入り、人の物理的、そして情報の移動の速度に併せ
そのスピードは加速しています。
コスモポリタン=国籍、民族にこだわらず全世界を自国と見なし行動する人。
かの有名なmacの創始者、スティーブン・ジョブスなども賛同しているこの思想。
こんな事も考えられるほど、情報的な距離が縮まった今の時代。
じゃあ、こんな時代に私たちは何を軸として生きていくのか。
私たちの本来持っていた文化とは何なのか。
話を広げればきりがないですが
何かを残せるボーダーが今なのだと感じた女木島のお祭りでした。
女木島祭りは、担ぎ手・祭りの賛同者がいない場合、来年でこの祭りが最後になってしまうかも知れないそうです。今回女木島祭りをみて興味を持った方で
どこに連絡したらいいかわからない方はアーキペラゴ(info@archiperago.or.jp)にご連絡ください。