香川漆芸のおはなし

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香川漆芸のおはなし

【開催中】新収蔵作品展 3/12〜5/31

2015年03月12日

香川県漆芸研究所が新たに収蔵した、重要無形文化財蒟醤保持者(人間国宝)磯井正美氏はじめ5人の作家の作品11点を展示した「新収蔵作品展」が開催されています。ガラス越しにはなりますが、近くでみる作品は美しく迫力があります。また、指物(さしもの)と乾漆(かんしつ)の素地工程見本も展示されており、美しい表面の下に隠された技と時間の積み重ねを感じることができます。
3/15まで開催の「修了展」とあわせてお楽しみください。

1 開催期間  
平成27年 3月12日(木)~ 5月31日(日)           
会期中無休

2 開館時間  
午前9時~午後5時
入館は午後4時30分まで

3 会   場  
香川県漆芸研究所 香川漆芸ホール(香川県文化会館1階)           
高松市番町一丁目10番39号
電話 087-831-1814

4 観 覧 料  無料



香川県漆芸研究所修了展3/10-3/15

2015年03月10日

香川県漆芸研究所で、研究生と研究員の修了展が開催されています。修了者のなかから、未来の重要無形文化財保持者(人間国宝)が誕生するかもしれません。短い期間ですのでお見逃しなく。

1 開催期間 
平成27年3月10日(火)~3月15日(日)会期中無休

2 開催時間 
午前9時~午後5時(3月15日は午後3時まで)

3 場  所 
香川県文化会館 2階       
高松市番町一丁目10番39号  
電話 087-831-1806

4 入場料 
無料

5 主な展示 
研究生(22人)、研究員(4人)の作品 65点        
丸盆、花台、漆額、小箱、硯箱、色紙箱、菓子器、水差しなど 



NHK BSプレミアム「イッピン」で放送されます。香川漆器

2015年02月17日

本日2/17、NHK BSプレミアム番組「イッピン」で
香川漆器が紹介されます。

BSプレミアム「イッピン」
彩りを生み出す超絶技巧~香川漆器~

放送日:2月17日(火) 19:30~19:59
再放送:3月2日(月) 16:30~16:59




香川漆芸研究所の創立期を支えた作家たち 所蔵作品展 3/1まで

2015年01月28日

香川県文化会館1階の香川漆芸ホールで
「香川県漆芸研究所の創立期を支えた作家たちの作品展」が開催されています。

香川県漆芸研究所が創立されて60年。
創立には、地元の方はもちろん、さまざまな方が関わっていました。

  「当研究所は、常々地元漆工芸界の強い要望があった上に、
  文化庁の杉原信彦氏、当時の東京芸術大学教授松田権六先生、
  金子正則県知事、久保田英一県教育長、
  そして香川県漆器工業協同組合理事長森繁治氏らのなみなみならぬ
  御尽力により、全国にさきがけて、香川の伝統漆芸である、
  蒟醬、存清、彫漆などの技法を伝承、発展させる後継者育成の公的機関として
  呱々の声をあげたのです。」
  (「香川県漆芸研究所 30年のあゆみ」より)

漆のことを調べている中で出会った本に、
漆芸研究所の創立に関わられた松田権六氏の「うるしの話」があります。
50年ほど前に刊行された本ですが、今、読んでも面白く、勉強になり、
ますます、漆のことを知りたくなりました。

もう一冊、
住谷晃一郎氏の「讃岐漆芸 工芸王国の系譜」
香川漆芸の祖といわれる玉楮象谷から、中興の祖といわれる磯井如眞、
如眞の子息の磯井正美氏、教え子の太田儔氏、
そのほか香川漆芸作家らの作品とエピソードで綴られた一冊です。

  「讃岐漆芸を分かりやすくヴィジュアルにたどれるよう、
  物語風の読み物仕立てになっていることです。
  これまでの美術書はともすると難解で、
  かえって興味をそがれるものも多く見受けられました。
  そこで読み切り風に七十六話に分け、
  エピソードをまじえながら楽しく読めるよう構成しています。」
  (「讃岐漆芸 工芸王国の系譜」より)

作品展では、2冊で紹介されている作家が制作された作品が
(同じものではありませんが)展示されています。

香川漆芸にまつわるお話を読んでから作品展をみると、
より楽しめることでしょう。
開催は3月1日までです。



12/6(土)「受け継がれる技の美」ギャラリートーク開催

2014年11月22日

香川県文化会館で開催中の香川県漆芸研究所創立60周年記念展
「受け継がれる技の美」のギャラリートークが12月6日に開催されます。
解説者は、香川県指定無形文化財蒟醬保持者の大谷早人さん
大谷さんは、男木島のご出身です。
かつての男木島中学校の生徒であった時、
赴任された太田儔先生が男木島で作る作品に感動されて
漆芸の道を歩むことになりました。

太田儔さんは、籃胎の技術を研究され、
途絶えようとしていた香川漆芸の籃胎蒟醬を蘇らせた方です。

香川漆芸の祖といわれる玉楮象谷の作品から、
磯井如眞、音丸耕堂の重要無形文化財保持者の作品をはじめ
香川県漆芸研究所の歴代の講師陣や、修了者たちの作品を一堂に
観ることができる機会は、多くはありません。

ギャラリートークは12月6日14時から香川県文化会館で行われます。
参加料・申し込みは不要です。
14時までに、香川県文化会館、1階へお集まりください。