昨年10月から行っている高松市内保育所(園)への芸術士派遣事業。これまでの活動報告展を開催することとなりました。
経済よりも文化性を重んじる国イタリアで、ずっと行われてきたアートと保育の融合の形。
アーティストが継続的に保育に関わっていくことで、より多様な保育環境が育んでいけるのではないか?イタリアのレッジョエミリア市での保育のあり方を参考に、高松市で芸術士派遣事業が始まりました。
こどもたちの生活は、名前のない詩的な表現であふれている。ロマンティックな言葉の動作・不定形なイマジネーション。日々を過ごしながら、彼らの「小さな発見」について、対話し、共に考え、体感する場をつくる。
竹で太鼓を作ったり、絵や立体で町を作ったり、土粘土で大きい動物を作ったり、園の建物や壁をペイントしたり。こどもたちの型にはまらない感覚をそのままに、自由な発想で生まれた遊びの数々。
この中間報告展では、芸術士の視点でとらえた保育所での、こどもたちの活動のドキュメント(写真や文章で綴ったもの)や、その過程で生まれた表現(作品等)を展示し発表します。
この試みをより多くの方に知っていただき、こどもたち可能性・保育の可能性について共に考えるきっかけになれば幸いです。
【芸術士派遣事業活動報告展】
日時:2010年8月31日(火)〜9月5日(日)
9時〜17時(会期中無休、入場無料)
場所:高松市美術館1階講堂
主催:高松市、NPO法人アーキペラゴ
問合:NPO法人アーキペラゴ
087-811-7707