9月29日(土)、ちょうど台風の前日に豊島へピザ作り体験へ行ってきました。
今、参加頂いたのは男木島の漆の家のメンバー。
なんとか天気も持ちこたえ、出発!
ピザ作りの出来る藤崎さん宅までに行く途中、清水に寄り道。
清水はかつて豊島の人達の社交場。1年を通して枯れる事のない湧き水は、地域の人達にとって飲み水であり、洗濯場であり人が集う場所でもありました。
とっても美味しくて冷たい清水のお水。島に行ったらぜひとも訪れてみて下さいね。
藤崎さん宅についてさっそくピザ作りを開始。
みんなで、こねて、こねて、こねる事20分。。。
「これだとダメだね〜」
と最後は数分、餅つき器に投入。
「なんか悔しい〜」
という訳で、またリベンジしに行かなくては 笑
そして生地を発酵させる約1時間。
とってもありがたいことに島の先生方のお話を聞かせて頂きました。
最初はピザ作り体験の場を提供して下さっている藤崎さんから。
なぜこの豊島にロシア式の窯があるのか。。。
かつて全国から人が集った農民福音学校のお話を当時の写真とエピソードを交えながらお話して下さいました。豊島の農民福音学校とは立体農業という受木栽培や畜産を活用する有機農法を学ぶ場。
日本全国の農家の青年女子が、遠くは海外からも人が集う場だったそうです。
そしてその後は、農家で廃棄物対策豊島住民会議の元議長児島晴敏さんからも
豊島の産廃問題、当時のお話、そこから児島さんが学び取ったもの。
様々なお話をしていただきました。
よく児島さんからもお話をして頂いていますが砂川さんと同様に何度聞いても新しい発見がある言葉。
産廃問題はもとより
「人が自律して生きる」ってどんなことなのか。
一人ひとり、今の自分に置き換えて聞く事のできる普遍的なお話だと思います。
と、お話を聞いているうちにピザ生地の発酵が完了。
先日大豆プロジェクトで作ったお味噌ソースも登場。
ピザを食べた後も児島さんからお話をしていただき、
雨が上がった頃に出発。
午後は豊島美術館とイル・ベントを見学しました。
とっても充実した時間を本当にありがとうございました!
ピザ作り体験の醍醐味はなんといっても人を通じて直接その土地のストーリーに触れられることです。
本当にいい時間。
ちなみに今回のピザ作り、サラダやコーヒー付きで1人1,500円。
事前に予約が必要ですのでご興味ある方は
アーキペラゴからでもお申し込みできますのでご連絡ください。